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BB戦士17
ムシャガンダム

 「KILL(斬る)!!」

 今から20年近く前、この鎧を着た小さな2頭身のガンダムが発売された。
 アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズに出てくるリアルロボットを子供向けにアレンジしたプラモデル「SDガンダム・BB戦士」シリーズ。
 子供達の心をばっちり掴み、その後
 「SDコマンド戦記」
 「ガンドランダー」
 「SDガンダム外伝」
 といった、本家ガンダムとは一味もふた味も違う様々な世界を生みだす種となったのです。
 
 中身(パーツ)の写真。

 ご覧のとおり、元の色は白と赤のみ。
 黒・金の部分は自分で塗らないといけません。当時のシリーズはパーツの色分けは無いに等しいものでした。
 発売当時はガンダムマーカーなんてなかったから、色を塗ろうとして挫折したちびっ子も少なくなかったのでは?例えば油性マジックの「マッキー」でカブトを塗ってグチャグチャにしちゃった人とか(←管理人の小学生時代の実話)。

 パーツも小さく、力の加減を間違えるとポッキリいきそうなのが多め。
 当時は手でパーツをもぎとろうとして壊しちゃった挙句、指切っちゃった人もいたかも(←これも実話)。
 背面の写真。
 上の真っ白&真っ赤なパーツを徹底的に塗りこんでここまで仕上げました。
 胴体・鎧の黒い部分はタミヤカラーの黒+銀少々。
 それ以外はガンダムマーカー各色。
 仕上げにつや消しスプレーをプシュッとひと吹き。

 背中のナギナタは、刀同様手に持たせて遊べます。
 鎧・兜・刀・ナギナタは専用の台座に飾れます。
 台座も黒+銀少々で塗りこみ。この色は簡単に渋く重く見えるので好きです。

 手に持っているのは"タネガシマライフル"。
 バネ仕掛けで専用の弾丸を撃ち出せます。
 このギミックも懐かしいなあ…。子供に危ないからか、バネ発射式のおもちゃも少なくなってきたし。
 この写真では見えませんが、頭の中―兜をつける部分―にもバネが仕込まれていて、顔に衝撃を与えるとボヨヨ〜ン!と兜が吹っ飛びます。

 動かせる部分は首・手足。軸を中心に360度まわせるのみ。
 今日びのアクションフィギュアを一通り見た後では、なんだかヨチヨチした印象です。
 でも当時はこれでいくらでも遊べたんだと思います。
 
 少年武者 烈丸(右)「ご先祖様ってオイラより小さかったんだね、父上」
 烈火武者 頑駄無(左)「しかしこの身体には無限の夢と楽しさがつまっていたのさ」

 ムシャガンダム発売から20年近くあとでその子孫として登場した"烈火武者 頑駄無(れっかむしゃ がんだむ)"とその息子"烈丸(れつまる)"と。
 BB戦士は2007年に、めでたく300体目を超えた長寿模型シリーズとして、今でも現役です。
 ムシャガンダムの発売後、"天宮(アーク)"という世界を舞台に悪と戦う『武者七人衆編』が始まり、時代や設定を変えながら武者たちの戦いは今でも続いています。
 残念ながら先に紹介した「SDコマンド戦記」「ガンドランダー」「SDガンダム外伝」は武者シリーズより先に終わってしまいましたが、そこに登場したキャラや設定の一部は2004年にTV放送されたアニメ「SDガンダムフォース」に継承されました。


 できあいの玩具と違って、遊ぶためには道具を揃えて、ゆっくり作らなきゃいけなかった。それでもシールがまがっていたり、ツノが欠けていたり。リセットボタンなんてなかった。
 加減をしらない子供だったから、遊んでいるうちにぶっ壊しちゃうこともあった。
 でもそんな苦労や失敗を重ねて、いろんなことを学んだ。その隣にはいつでもボロボロなBB戦士たち。唐揚げ三郎の家の棚の中、鎌倉名物鳩サブレの缶の中に、昔壊してしまったBB戦士たちは全部眠っています。
 あれから10数年。今でも悪戦苦闘しながら、2頭身の武者と一緒にボロボロになりながらもバトル(=模型作り)に挑む、全てのBB戦士ファンに幸あれ。