マリオの人

 俳優の渡辺徹さんは、私にとって「マリオの人」でした。
 その昔、スーパーファミコン(SFC)やゲームボーイ(GB)のゲームを紹介するテレビ東京の「スーパーマリオクラブ」という番組があり、渡辺徹さんはその司会をされていました。
 小学生の私はちょうどSFC、GBに触れたころ、その番組を見ました。そしてハマった。
 初代マリオカートやポケモンの赤・緑の対戦コーナーを見て、ソフト購入を決めた人も多いのではないでしょうか。私もその一人。ポケモン購入のきっかけはマリオクラブの対戦コーナー(ちなみに、当時の番組名はマリオクラブから変わっていました)。
 だから、私の中で渡辺さんは「マリオの人」。番組を見てSFC、GBのソフトを多数購入し、時には友達の家に遊びに行ったものです。地元商店街でもマリオカート大会が開催されたりしました。間違いなく、マリオクラブの影響があったと思います。

 あれからずいぶん時が流れました。
 さすがに昔ほどゲームをやらなくなりましたが、少し前親戚の少年に
 「おじさん。『スーパーマリオ3Dコレクション』教えてよ」
 と言われ、今度は私がマリオの人になりました。
 昔取った杵柄で、少年にちょっとは自慢できるくらいの腕前を見せることができました。今では時々スマブラの相手もしています。マリオが一番使いやすいですね。
 きっといつか、少年もマリオの人になって、子供と任天堂のゲームを楽しむのでしょう。


 渡辺徹さんが、マリオやポケモンの楽しさを教えてくれました。
 ありがとうございました。

2022年12月27日