創作雑記

サイト管理人が創作活動について徒然と語る雑記です。

昔書いたブログ(日記)も残しています

創作雑記一覧

小説の一部修正報告と裏話的なもの。

 小説「エトフォルテ防衛戦線ヒデ!」51話と52話の一部を加筆、修正しました。

 第51話
 ・魔術師免許の級に関する説明がおかしかった。

 第52話
 ・トンネルに脅しの爆薬を仕掛ける件で、爆薬は脅し用だという説明がなかった。

 特に魔術師免許の級については、修正前がこれ。
 「7級は騎士として活動するために最低限必要な級でもある(6級以下の魔術師免許でも騎士団で働けるが、『騎士』とは名乗れない)」
 7級が騎士を名乗る最低限必要な級なら、この後に来るべき表現は8級以下です。ああ、とんだスットコドッコイでお恥ずかしい。大変失礼しました。

 そして、裏話的なもの。
 クリスティア王国は魔術が生活に根差している国で、水の魔術が根幹をなす、ということで書いています。
 小説に書こうかどうか最後まで悩んだのですが、クリスティア王国では水の魔術機構で生活排水をきれいにして川に流す、という環境が整っています。日本風に言うと、合併処理浄化槽(に似た魔術機構)が各家庭に普及しているのです。
 第46話あたりで、オウラムの建物の敷地に浄化槽風の蓋が建物の敷地にあるのを見たヒデたち地球人が「合併処理浄化槽みたい」という場面を書こうか考えていたのですが、いろいろあって断念しました。小説の世界観の一端として紹介します。

2023年09月28日

小説を書きながら聞く音楽のお話

 小説「エトフォルテ防衛戦線ヒデ!」53話におけるタイトルと劇中の台詞、
 「人の心に限界無し。ゆえに魔術に終わり無し。」
 はロックバンド「GLAY」の曲「ピーク果てしなく ソウル限りなく」をイメージして書きました。
 私はGLAYが好きで、人生で一番多感な時期をGLAYの曲と一緒に過ごしました。今でも車のオーディオにCD録音して聞いています。千葉県民としては、「summer FM」で稲毛海浜公園が歌われているのもお気に入り。

 お気に入りの音楽を聞きながら、あるいは頭に思い浮かべながら小説などを書く方はいらっしゃると思います。
 好きなアーティストの曲やゲームのBGMは、前に進む大きな力を与えてくれると思うのです。
 なので、私はネタに詰まった時はGLAYの曲を聞くようにしています。
 迷ったときは、一番好きな音楽から得た気持ち勝負!!

 余談ですが、最近お気に入りの漫画「僕とロボコ」第128話で、ヒロインのロボコがGLAYの「誘惑」を歌う場面があり、私は曲のチョイスに驚くと同時に嬉しく思いました。
 この回、アニメになったらどんな風に演出されるんでしょうねぇ(平凡人風)。

2023年09月13日

50話更新を機に、これまでを振り返ってみる。

 小説「エトフォルテ防衛戦線ヒデ!」を50話まで書きました。
 約2年。中途半端に投げ出すまいと、試行錯誤しながらここまで来ました。
 今回の創作雑記では、小説を書き始めたきっかけを詳しく振り返ってみます。


 このサイトを始めるよりかなり昔。
 私はいくつか趣味の小説を書いて載せていたのですが、途中で中断し玩具・模型レビューサイトに転向しました。
 いつか小説をまた書きたいな、という考えはあったけれど、きちんと最後まで書ける自信がなくて、結局書かずじまいでした。

 そして、今から10年くらい前。
 アメコミヒーロー大集合映画が日本で公開されました。
 ネタバレになるためタイトル名は伏せますが、私は衝撃的なラストシーンを目の当たりのするのです。
 それは、
 「助けられた市民が『ヒーローが怖い』『街が壊れた責任をヒーローに取らせろ』と言う場面がTV報道で流れる」
 シーンでした。
 もう、文体を崩してでも率直な感想を書くと、ビビった。
 日本のヒーロー番組と全然違う!?と。

 日本の代表的なヒーロー。そう、日曜日の朝に流れるあのヒーローたちにも劇場版があり、ヒーロー大集合ネタももはやお約束。いつだって助けられる市民が拍手と声援を送り、ハッピーエンドで終わるのが当たり前。
 市民がヒーローに対し恐怖心を覚え、苦情を言うなんて。日本ではまずありえないと思いました。しかしよくよく思い返すと、さらに以前のアメコミヒーロー映画でも似たようなシーンはあったのです。
 さて、このアメコミヒーロー大集合映画はその後も続き、時にはヒーローに対し、戦いで家族を亡くした市民が面と向かって苦情を言う場面もありました。アメコミヒーローの世界では、ヒーローと世間の人々(いうなればモブ)の立場は限りなく近く、それゆえに苦情を浴びせられたヒーローが苦悩する場面も多々あります。自分の行いは正しいのか。ヒーローやってていいのか。世間は自分をどう思うか、と。

 一方の日本のヒーローを振り返ると。
 ヒーローに思いきり苦情をぶつける市民というのはあまりいない印象で、壊れた建物はいつの間にか元通り。悩み苦しみはあるにせよ、最終的には悪がいなくなって万歳。劇場版では前の年のヒーローがなんやかんやで現れ、みんなで仲良く悪と戦い、楽しくやっている。
 違うんだなあ、と思いました。アメリカではヒーローになることが決して楽しいことではなく、むしろ厳しい現実に向き合うほうが多い。
 近年、日本ではヒーローになったほうがむしろハッピーで、みんなヒーローになれるよ、むしろなっちゃいなよ、とヒーロー化を推奨している節もある。

 ヒーローが毎年新たに生まれる日本があったとして、それが50年近く続いたら。
 そこで暮らす世間の人たちは、どんなことを考えて暮らしているんだろう。ある時そんなことを考えました。
 ヒーローから芸能人や政治家に転身する人もいるだろう。
 ヒーローを応援する政治家や、ヒーローを管理する役所だってできるかもしれない。
 ヒーローがハッピーエンドを迎えても、1年たったら新たな悪の組織が暴れだす。そしてまた新たなヒーローが現れる。
 そんな世界では、きっとヒーローの都合がいつでもどこでも最優先されてしまう。
 果たしてそんな世界で暮らす日本人は、拍手と笑顔でヒーローを応援できるんだろうか。
 ヒーローが権力を握ったら、どうなるのか。

 そんな世界観を思いつき、「いつかちゃんとした小説にできたらいいな」くらいの気持ちで、あるシーンを断片的に書きました。

 『ヒーローが溢れかえって威張り散らしている日本。ある夜、お腹をすかせて地球にやってきた宇宙人が、ショッピングモールに入り込み、警備員に見つかる。
 宇宙人と警備員は店の売り物を一緒に食べて仲良くなるが、そこに悪堕ちしたヒーローが現れて暴れだす。
 ヒーローを撃退したものの、宇宙人と警備員はヒーロー第一主義な社会の荒波に巻き込まれ…さあこれからどうなる?』

 「エトフォルテ防衛戦線ヒデ!」の冒頭は、こんな感じで、もう6,7年前には原型を考えていたのでした。
 これ以外にも、
 「日本のヒーローの都合に世間の人が巻きまれたらどうなるのか?」
 というネタを、私は思いつくまま書き連ねては、PCの奥に眠らせておいたのです。
 いつかこれらのネタを、ちゃんとした小説にできたらいいな、と思いながら。
 でも、きちんと書いていける自信がありませんでした。公開する以上は定期的に話を載せなければならない。
 自分にできるのか?本当にやれるのか?覚悟はあるのか?
 そう思うと、公開する自信が持てなかったのです。

 転機になったのは、2019年から2020年にかけて起こった出来事。
 千葉出身の私は令和元年台風で被災し、その後の新型コロナウィルス流行や家庭事情で、身の回りが激変しました。
 「この先さらに大変なことがあるかもしれない」
 「やっておきたいと思ったことをやらないと、絶対に後悔する」
 そう思い、眠らせていた数々のネタを2020年の秋から練り直し、少しずつ書き溜めて2021年の5月から「エトフォルテ防衛戦線ヒデ!」は始まりました。
 翌2022年に、SKIMAでかげつき様にキャラクターデザインをお願いし、イラストの力によって、当初のネタにはなかった様々なシーンを新たに書くことができました。
 そして今。本編の話数は50話に達しました。もちろん、この先も話は続きます。
 というか、頑張って続けます。必ず。


 最後に。
 もし今、この記事を読んでいるあなたの頭の中に書いてみたい話の断片があったら。
 いつかのネタ、あるいは“種”にするつもりで、思いつくままに書いてみるといいかもしれません。
 自分の書いてみたい物語を。世界観を。誰かの人生を。
 すぐに公開する必要はありません。
 自分の中の覚悟が決まった時、物語の種同士が掛け合わさって、思いがけない物語が花畑のごとく咲き乱れるかもしれませんよ。

 ……と、最近の朝ドラの影響をもろに受けた文章で締めくくってみました。

2023年08月25日

第三部スタートです

 4月~6月にかけ、ハーフマラソン走ったり模型作ってブログ書いたりしながらネタを練っていました。
 小説の更新を再開します。日本近海に現れた異世界で、エトフォルテとヒデ。そしてクリスティア王国の人たちの戦いが始まります。

 ネタを練っている間、電動バイクで体を鍛えつつ、スーパーファミコンミニをTVに接続して「ファイナルファンタジーⅥ」を遊んでいました。動画サイト見たらたくさん攻略法が載っていたのと、かげつき様の百日チャレンジでセッツァーとリルムのイラストを見て、
 「これはもう、動画サイト見ただけで冒険に出た気になってはいかーん!!」
 と決心。
 古本屋で攻略本買いなおし、世界を救う冒険に出たのでした。

 〇〇年ぶりに遊ぶファイナルファンタジーⅥ。改めて遊んでみると、台詞もかなり熱いですね。世界崩壊後にセッツァーを仲間にし、新たに飛空艇を探しに行く場面が好きです。ロックと再会した直後のコーリンゲンのイベントも。
 あ、あと攻略サイトのおかげで「夢幻闘舞」人生ではじめて成功しました。斜め入力が苦手だったから、昔はいつも「爆裂拳」しか出せなくて!!
 新たなチャレンジから新たな発見があり、自分の新たな力になっていくような気がします。

 そんな感じで、改めて小説を書いていきたいと思います。
 皆さまよろしくお願いします。

2023年07月11日

日記とレビューをブログサービスに移行する予定です。

 このサイト。もとあったサイトから方針転換し、2016年から自由気ままに模型とかフィギュアのレビューを載せていて、2021年にサイトデザインを更新したのですが、今ではすっかり小説メインのサイトになってしまいました。
 もちろん今後も小説は書いていく予定ですが、模型とかフィギュアとか、あとはサイト名にあるのにほとんど語っていない(苦笑)ランニングのこととかも書いていきたい、と思い、現在のこのブログに当たる部分と模型などのレビューを、ブログサービスに移行しようかと考えてます。
 実は5年ぶりに、大きなとあるハーフマラソン大会に参加する予定がありまして。
 週2回、スポーツジムのランニングマシンで30分走る男がどこまでやれるのか、という挑戦。5年前はほぼ毎日走る時間があり、2時間23分で無事完走。練習量が落ちた今年は……どうでしょう、というところなのですが。
 久々の、実質初挑戦に近い形でのハーフマラソン参加。これを機に日記の形式を変えて、新しい表現の形に挑戦してみたいと思います。

 日記とレビューに当たる部分がブログになるだけなので、サイトと小説は引き続きこちらに掲載していくつもりです。
 その場合、

 当サイト『ホビーとロングランー小説館ー』

 ブログ『ホビーとロングランブログ』

 という表記に直そうと思います。
 小説館なのにホビーってつけるのはどうなの?という気もしますが、模型やフィギュアがサイト活動の原点でもあるので、この名前は残します。


 よろしくお願いします。

2023年05月19日
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