小説の構成のお話。

 小説本編、第64話を更新しました。
 クリスティウム採掘場をめぐる戦いはさらに加速します。


 さて、今回は小説の構成、書き方に関する話を。
 この小説は、複数の登場人物の視点から話が進んでいきます。この構成、というか書き方は、ブログにも書いたのですが私自身がこれまで読んできた小説の影響を受けています。
 『レインボー・シックス』『剣客商売』『金田一耕助シリーズ』……。主人公、その仲間、敵。時には彼らを取り巻く一般人の視点が交差し、物語が進んでいく雰囲気が好きなので、自分の描く小説もそういう感じで書いています。
 だから、というのもあれですが、私の話は文章量が長いです、多いです。
 「もうちょっとコンパクトに書けるようにしたいな」
 「あ、この描写いらなかったかも」
 と思いつつ、
 「でも、世界って主人公と敵の都合だけで成り立つわけではないよね」
 と、複数の人物の視点を入れてしまう私。ネット上での人々のやり取りとか、チーフ高島の説教とか……。正直、チーフ高島の説教シーンは今見ても長すぎです。スタッフの台詞も含め、あれでもかなり削ったのですが。
 小説の世界を取り巻く雰囲気や人々の様子を、もうちょっとコンパクトに、わかりやすく書けるようになりたい。そのためには、ひたすら考えて書いていくしかないですね。改めて頑張ります。


 構成のついでにもう一つ。
 小説書いていて大変なのは、各話のタイトルを決めることです。
 本編はできているのに、タイトルが3日近く決まらなくてアップロードできなかったこともありました。歌やゲームのBGMをモチーフにして決めた話もあります。第15話~第17話の「迎撃準備!」はゲーム「サガ スカーレットグレイス」の「臨戦態勢!」というBGMが元になっています。バトルの前の準備で流れるBGMだったので、頭の中でBGM流しながら話を書いてました。サガシリーズのBGMは他にもタイトルに使ったものがあります。第50話「今、涙を拭いて」です。「Sa・Ga2 秘宝伝説」の「涙を拭いて」が元になっています。
 登場人物の名前と並んで、本当にタイトルが決まらない。その昔「タイトルが決まらない(仮)」という漫画が好きで読んでいたのですが、漫画見て笑ってる場合じゃなかったです。本当に思いつきません。
 あんまりギャグみたいなタイトルはつけられないし、話の内容がモロバレになるようなのもつけられない。手際よくバシッ!とタイトルを決められるようになりたい……と思ったら、やっぱり数をこなして書いていくしかないですね。

 最後に頑張るのはやっぱり自分。頑張ります。

 

2024年03月02日