四次元たてましブロック
のび太くんの泣き顔と聞いて真っ先に思い出すエピソードが、ひみつ道具「四次元たてましブロック」のエピソードです。
このひみつ道具、見た目は家の形をした積み木で、1階と2階の間に部屋のブロックをはさむと、のび太の家の外観はそのままに、あらたな2階(空き部屋)ができて3階建てになる、というもの。
間にブロックをはさめばさらに部屋(階数)を増やせるため、のび太はドラえもんの留守中にこのブロックで増やした部屋をみんなに貸し出すことにします。有料で。
しかし、ドラえもんが帰ってくる前にママがこのことを知り大激怒。
慌てたのび太はブロックをどんどん積み上げ、超高層ビルなみの高さにしてママから逃れます。どこまでいっても終わらない階段を上り続けたママは、疲れすぎて倒れました。
超高層ビルなみに高くなった自室に満足するのび太。そこでトイレに行きたくなり、恐ろしい事実に気づきます。
トイレは1階にしかないうえに、降りる手段が階段しかないことに…。
かくして、終わらない階段を降り続けたのび太は力尽きてしまい、絶叫。
「わあ、間に合わない!!」
ママの前で大放水。そしてドラえもんが最後の一言。
「だからいったのに!!」
この漫画版エピソード、今でも我が家にあるのですが、見るたびに笑ってしまいます。
1~2階増やして使う分には、とっても素敵なこのひみつ道具。個人的に欲しい道具№1だったりします。
このエピソード、ラストシーンでのび太がトイレを我慢できなくなるというひどいオチで終わるのですが、アニメ版では果たしてどうなるのか。私は大山のぶ代版は未見なのですが、水田わさび版はおぼろげに見た記憶があります。ラストシーンがほぼそのまま再現されており、部屋を借りていたしずかちゃんが大放水の現場に立ち会ってしまう、というアレンジがされていたような……。
いずれ大山版とあわせて見比べたいところです。